DSEI2019でアイコムのP25デジタル対応無線機が展示されてた


千葉県にある幕張メッセで開催された、日本初の防衛・セキュリティ総合展示会「DSEI2019」にアイコムが出展していましたので取材してきました。
アイコムブースで気になったP25デジタル対応の無線機を紹介していきます。
今回はイベントの報告ではなくて、イベントでのアイコムブースのご紹介となります。

P25のデジタル通信機の紹介です

北米を中心に使用されているデジタル規格のP25プロトコルを使用できる無線のIC-F7010/IC-F7020とIC-F7510/IC-F7520を紹介したいと思います。
P25は公共機関が使用しているデジタル通信の規格です。
一般的な業務戦ではDMRが使用されているようですが、公共機関などではP25を使用しています。
日本国内でも、アメリカの主権が及ぶ米軍基地内などでも使用されているようでP25に対応した受信機があれば通信を聴くチャンスがあるかもしれません。


▲車載型がIC-F7510/IC-F7520、ハンディーがIC-F7010シリーズ/IC-F7020シリーズです。車載型は、フロントパネルと本体が分割できるようになっています。

車載型IC-F7510とIC-F7520の違いは、使用する周波数帯が異なっていました。
IC-F7510は136-174MHzまでのバンドをカバーしており、IC-F7520は380-470MHzと450-512MHz、450-520MHzのバンドをカバーするモデルが発売されているようです。
要はVHF対応モデルが1機種とUHF対応モデルが3機種ということです。
ハンディータイプのIC-F7010とIC-F7020も同様な製品展開となっています。
VHFモデルのIC-F7010は136-174MHzに対応、UHFモデルのIC-F7020は380-470MHzと450-512MHz、450-520MHz対応モデルの3機種が発売されています。


▲このモデルはキーパッドがないSタイプモデル、ハンディーなので、IC-F7010SとIC-7020Sというモデルが存在します。


▲こちらのモデルがTタイプモデル、IC-F7010TとIC-7020Tというモデルが存在します。キーパッドが付いているモデルはアイコムの伝統にのっとりTが型番に付加されているようです。

車載機のマイクはポテトマイクみたいだ

IC-F7510/IC-F7520のハンディマイクにも注目してみました。
見た目の第一印象ですが、モトローラのポテトマイクを思い浮かべました。
また、実際に触ってみるとポテトマイクと同じようなサイズ感と握り心地といった感じです。
日本国内仕様はないので、ポテトマイクでも、日本の市場に合わせたスモールポテト(マイク)はないようですが、海外の方が使うにはちょうどいいサイズなのかもしれません。


▲かなりの存在感あふれるハンドマイク。型番はHM-220、ヘビーデューティーな仕様でIP54の規格に準拠しています。


▲マイク自体の厚みもあるので手が大きい人にとっては握りやすいのかも。


▲マイクの後ろはオールドスクールなマイクフックがついてます。

P25ってなんですか?

ここから先は無線機の紹介ではなくて「そもそもP25ってなんだよ?」とい方に向けて書いてみました。
興味のない方は適当にスルーしてください。

まずP25という言葉ですが、Project25やAPCO-25、という言葉で表現されることがあります。
APCOはThe Association of Public-Safety Communications Officials Internationalの頭文字をとってAPCOと表現されています。

P25は北米主体のオープンソースのデジタル通信の規格の一つです。
主に警察や消防などによるパブリックセーフティ向けに広く使われています。
P25の仕様は公開されていますが、インターネットでは基本的に見ることはできません。
仕様書については紙のドキュメントとして有料で販売されています。

またP25には2つのフェーズ(段階? 規格?)があり、Phase1は、チャネル当たり12.5kHz のバンド幅で使用する規格で、Phase2は、TDMA(時分割方式)による1周波で2チャンネル使えるようにしたもので、周波数を有効利用するためにバンド幅を6.25kHz相当にするものです。
今回紹介したIC-F7510やIC-F7520、IC-F7010シリーズやIC-F7020シリーズはPhase1およびPhase2に対応しています。


▲配布されていたIC-F7510/IC-F7520のカタログ


▲配布されていたIC-F7010シリーズ/IC-F7020シリーズのカタログ


▲TDMAのイメージです。1つのチャンネルに2つのタイムスロットが存在しており、少ない周波数を有効活用できます。TDMA方式では12.5kHzの帯域幅であっても2局同時に運用することが可能なため6.25kHz相当の帯域幅という扱いです。


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