「令和版BCLマニュアル」ハムフェア2019にて先行発売!


最近どうやらBCLが話題らしい…、という噂がSNSを中心にあちらこちらBCLファンから聞こえてきています。
アマチュア無線の月刊誌でもBCLコーナーが連載で掲載されていると言うことを考えれば、BCLブームが再燃しているのかもしれません。
今回は株式会社電波新聞社から発売される電子工作マガジン別冊令和版BCLマニュアルの話題です。

発売日は9月6日、予定価格は2200円、総ページ数は240ページ、ハムフェア2019の会場で先行発売されるとのことです。

発売から39年で続編を発行

BCLマニュアルは1975年、1978年、1980年度版と3回発行されています。
一番新しい1980年度版からでも39年の歳月が流れています。
フリラjpでは令和版BCLマニュアルの編集部へお伺いしてお話を聞くことができました。
まずは令和版BCLマニュアルの企画意図についてご説明頂きました。

■本書の企画目的
●BCL・SWL・エアバンド受信などに関する最新情報を掲載
1970年代、爆発的なブームとなったBCL。
電波新聞社では、1975年、BCLの神様と呼ばれる山田耕嗣先生の主筆で「BCLマニュアル」を刊行。
その後、その続編や月刊誌「ラジオの製作」での連載などで BCLの啓蒙に努めてきました。
時代は、デジタル、インターネットと移り変わり、1980年の刊行を最後にBCLマニュアルの刊行は途絶えていました。
しかし、近年、大地震や地球気候変動による自然災害増加や国際情勢不安定化、あるいは、フェイクニュースなどインターネットなどの有線ネットワークへの信頼がゆらぐ中、ラジオ放送の役割が見直されつつあります。
3月には、民間放送連盟が、AM放送をワイドFMに移転させたいとの要望を出したとの報道もあり、一斉に中波・短波放送の重要性を訴える声もあふれています。
今年は山田先生没後10周年にあたり、このような最新の状況を踏まえた「BCLマニュアル」を企画致しました。
企画にあたり、短波放送中心のリスニングであるBCLのみならず、アマチュア無線を中心とした通信を聴くSWLなどにも焦点を当て、それぞれの分野での最新ハード・ソフトの情報やノウハウを掲載します。
また、BCL自体も、短波放送局の減少により、多様化し、中波やFM局、TV局、衛星放送、デジタル 放送受信など単純な音声による聴取だけでなく、多様なモードで行われるようになりました。
本書ではこの多様なモードでの受信にも焦点を当てます。

続いては令和版BCLマニュアルの特徴についてご説明頂きました。

■本書の特徴
・過去のBCLマニュアルやラジオの製作に掲載された記事を山田先生のものを中心に最新の状況に合わせた注釈と共に復刻・掲載。
・電波や放送行政にたずさわっている総務省の部署、活発に活動を行っているBCLクラブ、日本短波クラブ、 秋葉原BCLクラブなどからご協力を頂き、片寄りの少ない最新の情報を掲載。
・ラジオ放送の重要性(特にAM放送とコミュニティFM)を、防災や文化振興、地域交流、国際交流の観点から解説。
・電波伝搬の基礎やアンテナの原理などの基礎知識を分かりやすく解説。
・無線機器各社様の最新の受信機やアンテナ、周辺機器を紹介。
・最近取り上げられることが少なくなった受信用アンテナの製作架設方法を分かりやすく解説。
・電子工作マガジン執筆陣によるラジオ用アクセサリの製作を掲載。
・音声受信だけでなく、デジタルデータ放送などの受信ノウハウも解説。
・なつかしいベリカードや放送局グッズやBCLラジオ、通信型受信機などを写真で紹介。
・厳しい条件下での受信方法などDX受信に役立つ受信テクニックを紹介。

▲令和版BCLマニュアルの表紙デザインです。

令和版BCLマニュアルの内容はこんな感じ

巻頭カラー
・なつかしい新旧海外局ベリカード、珍品ベリカード、主要旧BCL受信機紹介、最新中国製BCLラジオを使ってみる、海外放送局をたづねて(台湾国際放送他)ほか

序章 山田耕嗣先生とBCL
・山田 耕嗣先生の思い出:先生とお付き合いのあったかたからの寄稿(尾崎一夫さん他)

第1章 BCLの楽しみかた
・1978年刊行のBCLマニュアルよりリバイバル掲載(山田耕嗣先生筆、編集部・別筆者補筆)

第2章 電波の知識
・周波数と電離層伝搬、季節と入感状況、特殊伝搬(山田耕嗣先生筆、編集部・別筆者補筆)

第3章 日本語放送のすべて
・最新短波放送バンド紹介(昔と変わらない部分は、山田先生の原稿。最新情報は別筆者)
・戦前・中の日本の対外放送
・海外コミュニティFM局の日本語放送

第4章 中波局やFM局を受信しよう
・AM局、路側ラジオ、FM放送、FM補完放送、V-Lowマルチメディア放送、コミュニティFMの聴きかたと最新情報

第5章 公益・業務無線局とアマチュア無線局
・公益・業務無線局の種類、アマチュア無線のバンドと電波形式、特殊な無線局・放送局の受信

第6章 受信設備のすべて
・最新受信設備のすべて(一部山田先生の原稿を復刻)
・各社最新のDSP受信機、SDR受信機、受信アンテナ、受信アクセサリの紹介とシャック構成例

第7章 BCL実践ガイド(一部山田先生の原稿を使用)
・ベリカード、電子ベリカード、受信報告書の書きかた、ログの書きかた、放送局名の確認方法、BCLペディション、BCLクラブ紹介

第8章 BCLに便利な機器を自作しよう
・ビートサプレッサ、受信用アンテナカップラ、アンテナコネクタの接続

第9章 資料編 BCL・SWLに役立つデータ
・世界コールサインプリフィックス割り当て表 ・主要BCL・SWL用語 ・Q符号 ・モールスコード ・英文・和文フォネティクコード一覧 ・主要言語受信報告書フォーム(英、独、仏、スペイン、中文(簡体)、中文(繁体)、ロシア語、韓国語)・主要BCL・SWL機器販売店一覧 ・その他

<コラム>
懐かしの海外日本語放送局を訪ねて(台湾国際放送ほか)、海外日本語FM放送、、総務省インタビュー「コミュニティFM局増加の目的」、コミュニティFM局開局までほか

▲校正作業中の令和版BCLマニュアルの一部。右側が編集作業中の校正紙で、左側が1975年版のBCLマニュアルです。取材時は初校段階だったようです。

2008年(平成20年)8月19日、享年67歳。 山田耕嗣 氏(戒名:空翔院導耕淡波信士) BCLを趣味とされている方であれば著名な...

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク