AORの受信機AR-DV10って何が聴けるの?

AORからデジタル対応のハンディーレシーバー、AR-DV10が発表になりました。
すでに昨年のハムフェアで、アイコムのIC-R30と同時に発表されていただけに、注目されていたデジタル対応の受信機です。

デジタル時代のレシーバー登場

すでにデジタル対応のレシーバーは発売されていましたが、ハンディータイプというレシーバーはAORとしては初めてです。

アナログの業務局がほとんど停波してしまっている現在において、新たな受信機はデジタル波が受信できることは必須の条件になってきます。
AR-DV10のスペックを見る限りでは、アナログ波というよりもデジタル波を受信するために開発されたレシーバーという印象を受けます。
使用されている筐体からすると、製造はどうやら某Y無線さんみたいですね。

デジタル波の11形式に対応しています(もちろんアナログも)

AR-DV10で対応しているデジタルの形式は以下の通りです。

●デジタルアマチュア無線
・D-STAR
・ALINCO
・YAESU

●業務無線
・D-CR
・NXDN
・DMR
・dPMR
・P25
・TETRA

●アナログ(アマチュア無線、放送、業務局)
・CW
・AM
・SSB
・WFM
・NFM

以上ですが、これだけだと何が聴けるのかさっぱりわかりませんよね。
具体的に何が聴けるのかをデジタルの形式別に紹介していきましょう。

デジタルの何に対応しているのか?

●D-STAR
まずはご存知のD-STARです。
アイコムとケンウッドが製品を発売しているデジタルです。
アマチュア無線の交信が聴けます。

●ALINCO(EJ-47U)
アルインコ独自方式のデジタル無線の形式です。
漁船等の業務通信が聴けるかもしれません。

●YAESU
ヤエスが採用しているC4FM(wires-x)に対応したデジタルモードです。
アマチュア無線の交信が聴こえてきます。

アマチュア無線などの交信に対応したデジタルの形式は以上の通りです。
続いては業務局に対応したデジタル形式の紹介です。

●D-CR
デジタル簡易無線、要はデジ簡の通信で使用されている通信が聴こえてきます。
アルインコ形式のデジ簡の通信には対応していないようです。

●NXDN
AORとしては「公共/業務日本及び米国」と発表しており、実際に何が聴けるのかさっぱりわかりませんが、実際のところは日本国内では「タクシー」がこのNXDNを採用しています。
しかし実際に音声での通信は頻度が低くなっているようで、データ通信が多くなってきているようです。

●DMR
最近業務で増えてきているのがDMR(Digital Mobile Radio)です。
DMRは2スロットのTDMA方式を採用しておりFDMA方式のデジ簡などとは違い混信に強いデジタル形式です。
モトローラではモトターボというシステムで使用されています。
最近では一部のマニアがアマチュア無線で使用しているデジタル形式です。

●dPMR
日本では今のところ使用されているという話は聞いたことがありません。
情報があればお寄せください。

●P25
アメリカの警察無線や業務無線などで使用されているデジタルの形式です。
アメリカ国内ということもあり、日本国内では使い物にならないと思われがちですが、日本国内にあるアメリカから電波が飛んできます。
それはアメリカの米軍基地です。
基本英語での通信ですが、P25のPhase1とPhase2に対応しているようです。
秘話がかけられていないP25の通信であれば受信することができます。(最近米軍基地ではP25での秘話通信が増えています)

●TETRA
主にヨーロッパで業務局で使用されているデジタルの形式です。
日本ではモトローラが業務機として発売しています。

▲モトローラのダイメトラというシステムの無線機です。

動画版はこちらです

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