デジ簡秘話の地域差について考える

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デジ簡を楽しむ方も全国的に増加傾向にあります。
外部アンテナの使用が認められていたり、出力も最大で5Wまで許可されているので、特小と比べると「普通にかなり飛ぶ」ということで、移動運用に行ってもボウズになることもほとんどないことなどから人気があるようです。
全国的に人気がありますが、交信方法に地域差があるようなので考えてみたいと思います。

秘話コードの使用の有無とは?

地域差とはデジ簡運用時の秘話コードの使用の有無です。
デジ簡の運用時に設定するコードは2種類存在します。
もちろん設定なしでも交信することができますが、混信を防ぐために使用したり、会話の内容を第三者に聴かせないためのコード設定は以下の2種類です。

●ユーザーコード
3桁のコードで設定します。
同じコード番号で設定した同士でないと交信できない仕組みです。
複数の交信相手が、同一のチャンネルで交信する場合にコード設定を変えるだけで、交信相手をグループ分けできる仕組みです。

●秘話コード
ユーザーコードの設定の有無に関係なく設定できる、会話の秘匿性を高めるためのコード設定で、5桁のコードです。
同じ秘話コードを設定していないと、会話の内容は全く分かりません。

今回はこの秘話コードの設定の話となります。

地域差とは?

今回、秘話コード設定に地域差を感じたのは、1エリア(関東)、2エリア(東海)、3エリア(近畿)の3つのエリアです。
いずれの地域も、フリラ人口が高い地域ですので、面白い結果となっています。

●1エリア
ほとんど秘話を使用している局は見られないようです。
一部北関東地区で、秘話を使用してQSOするような時期もあったようですが、現在では秘話設定をアナウンスする局はいないようです。

●2エリア、3エリア
比較的、秘話コードを使用している局が多いようですが、秘話無しでQSOしている局も少なくありません。

交信の仕方としては、15chでCQを出し、サブチャンネルを指定するとともに、秘話コードを指定する方法です。
ここで指定される秘話コードは、フリラとしては馴染みのある「27144」となることがほとんどです。

●その他のエリア
あまり秘話は使用されていないようです。
まだ、業務局自体も少ないようで、混信の問題が表面化していないとも考えられますが、時間とともに業務局も増えていくので、業務局とホビー局の混信も今後は大きな課題になると思われます。

なぜ秘話コードを使うのか?

なぜ秘話コードを使うようになったのかの経緯を考えてみたいと思います。
デジタル簡易無線は業務無線として、誰でも仕事で使用が認められている無線システムです。
フリラのようなホビー局と、業務局が混在して使用しているという状況なので、場合によっては混信するということも考えられます。
そんな時はお互いに譲り合うという精神が理想的なのですが、業務ユーザーのほとんどが無線に対しての知識がありませんし、業務で使用しているチャンネルを混信があるからといって任意に変更することもできません。
仕事で使っているチャンネルにホビー局のCQや交信が入ってきたら、迷惑以外の何物でもないことは想像できます。
幸いなことにデジタル無線の秘話はコードが違えば、アナログ無線の秘話とは違い、全く音声が聞こえてきません。
音が聞こえてこなければ、実質的に混信自体が存在していていないように感じられます。
もちろん、無線の信号はあるわけなので、混信自体はなくなったわけではありませんが「第3者の会話が聞こえない=混信がない」と一般の方は理解するわけです。
要は、フリラ局が業務局に対しての配慮から、2エリア、3エリアでは一部で秘話コードを設定して交信される方がいらっしゃるということです。



●アタックチャンネル/ミエAC129:アタック氏
デジタル簡易無線 機能紹介 秘話機能使って交信しよう!ライセンスフリーラジオ 27144

秘話のデメリットとは?

秘話を使用することによって、業務局への混信を軽減して、トラブルを未然に回避するというメリットは理解できましたが、秘話を使用することへのデメリットも考えなくてはいけないと思います。

●秘話設定がわからない(できない)
無線機の操作に習熟しているユーザーは問題ないのですが、秘話コードの設定方法がわからない初心者ユーザーもいらっしゃいます。
コールチャンネルで、CQを聴いて、秘話コードを確認したとしても、秘話コードの設定ができずに交信の機会を逃すということも考えられます。

●秘話コードがわからない
初心者ユーザーの中には秘話コードについての理解が全くない方もいらっしゃいます。
そんな方が、コールチャンネルでCQを聴いて、サブチャンネルに移動するときに「秘話コードxxxxx」にて交信します、というアナウンスを聞くと、何やらマニアの間だけでわかる暗号で交信しているようなイメージで、あまり良い印象ではないという意見もあるようです。
さらにCQを出す方のアナウンスが不十分で、コードの「27144」をCBerコードやフリラコード、といった表現にとどめてしまい、秘話コード番号のアナウンスを行わない方もいるようで、フリラの交信全般がオープンなイメージではないと感じる方もいらっしゃるようです。

結局のところ秘話設定はどうする?

意見は色々と別れると思いますが、秘話の使用は業務ユーザーへの混信対策として考えられて設定されるようになりました。
ホビー局であるフリラユーザーとしては、業務局が混信して来た場合、ホビー局がチャンネルを変えるなどして、業務局とのトラブルを未然に回避するような運用をされている方がほとんどですから、あえてコード設定をする必要もないと思いますが、さらに「一歩踏み込んだ」業務局への配慮として秘話コードの設定もありだと感じています。

秘話コードの使用の有無は、今後も課題になってくるとは思いますが、運用スタイルと言うことで、使用の有無は運用者の判断でいいのではないかという結論に達しました。
フリラの運用はいろんなスタイルがあると思います、秘話コード設定の有無もフリラの自由な運用スタイルということです。

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