アルインコから新型デジ簡機のDR-DPM61が発表

アルインコから、新型デジ簡機のDJ-DPM61(登録局・3R規格)が発表となりました。
型番からも分かるとおり、従来から発売されている車載型デジ簡機のDR-DPM60にBluetoothを対応としたアップグレードバージョンの新型デジ簡のモービル機です。
DR-DPM61はAMBE規格の通信方式を採用、他社製の無線機との交信も可能です。

発売予定:2021年12月下旬
標準価格:¥58,080(本体¥52,800)
標準付属品:
マイクロフォンEMS-61・DCケーブル(ヒューズ付)・モービルブラケット&ネジセット・マイクハンガー・取扱説明書・申請書類・保証書

<仕様>
■送受信周波数:351.2000MHz ~ 351.38125MHz の30ch (受信専用/上空用5ch)
■変調方式:4値FSK(電波型式F1E/F1D) / コーデック AMBE+2
■通信方式:単信(プレストーク)
■送信出力:送信出力 5W/2W/1W 
■受信方式:ダブルスーパーヘテロダイン
■低周波出力(最大時):スピーカーマイク接続時 0.8W以上 / 本体または外部スピーカー接続時 2W以上
■定格電圧:13.8V±10%または26.4V±10%
■消費電流:1.7A以下(送信時:5W) / 800mA以下(受信時) / 500mA以下(待ち受け時) / 30mA以下(電源オフ時の待機電流)
■使用温度範囲:-20℃~+60℃ 
            (寸法:突起物を除く約、W×H×D / 質量:マイクEMS-61含み

最大3つのマイクを使いこなせ

DR-DPM61はBluetooth接続ができるオプションのVOX対応イヤホンマイク(EME-80BMA)と防水Bluetoothマイク(EMS-87B)に対応しています。
メーカーが公表しているデータによると、Bluetoothは10m程度の飛距離があるとのことなので、DR-DPM61からある程度離れても運用が可能のようです。
また、防水マイク(EMS-500/EMS-501)もフロントパネルに接続でき、付属のハンドマイクEMS-61と併用することによって、最大で3つのマイクを1台の無線機に接続することが可能となります。
しかも、各マイクのPTTボタンを押せば(送信操作を行った場合)、それぞれのマイクからの声がミックスされて電波に乗って相手に届くという仕組みです。
最大3人のオペレーターでDR-DPM61は使用できると言うことになります。

ちなみに、DR-DPM61は登録局のデジ簡機となっていますので、個人で登録を行った場合は、複数のオペレーターでの運用はできません。
登録状に記載された登録者しか運用はできませんが、各種法人や団体名義で登録されていれば、その構成員は運用が可能です。

デジ簡機は業務用で使用されることも多い「デジタル簡易無線」なので、複数のオペレーターが同時または、同じ無線機を異なった場所から運用出来る仕組みを取り入れています。

漁船や工事現場など、複数のマイクで運用出来ると便利そうなシーンは多いと思います。
従来のDR-DPM60が最大2つのマイクだったのが、DR-DPM61は3つに増えて進化したと言うことです。

ツインマイク・トリプルマイクでの運用

【ツインマイク、トリプルマイクでの運用】
◆標準のEMS-61は8ピンメタルコネクターのマイク端子に接続
◆EMS-500またはEMS-501は1軸4極マイクジャックにねじこんで接続
◆EMS-87BまたはEMS-80BMAは説明書に従い、Bluetoothのペアリング接続
・DR-DPM60は8本までワイヤレスマイクのペアリング情報を覚えますが、使用できるのは常に1本です。EMS-87を持つAさんが使用中は、EME-80のBさんが割り込んで接続することはできません。Aさんがペアリングを切ったらBさんが代わって通話できます。ペアリング情報を記憶させていれば、接続は簡単です。
・接続されたマイクはタイプや本数に関わらず3本まで、どれでもPTTを押せば送信、使用中のマイクの音声を全てミックスして送信されます。

【注意】
◆DR-DPM61に対応するのはアルインコ社製専用ワイヤレスマイクのみです。他社製や市販のワイヤレスマイク、イヤホン類は一切使えません。
◆ハンディ無線機用スピーカーマイク、EMS-62等のスピーカーは定格0.5Wで、本機のスピーカーマイク端子(音声出力0.8W以上)に接続するとスピーカーを壊す可能性がありますので、使わないでください。EMS-500/501のスピーカーの耐圧は定格2Wです。

▲オプションのBluetooth接続スピーカーマイクEMS-87Bのみで無線機本体の設置場所にとらわれない運用が可能となります。Bluetoothの飛距離は10m程度とアナウンスれています。
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DR-DPM61は多彩なマイクに対応している

DR-DPM61は基本的にデジ簡の登録書のシステムです。
DR-DPM-61はアルインコ独自の「強化秘話」にも対応、設定を知らせる「音声ガイダンス」や「送受通話録音」と、DSP技術を使用した周囲の騒音を減らす機能など、従来のDR-DPM60の機能を継承しつつもBluetooth機能を搭載しました。
また、メタル8ピンのマイク以外にも、1軸4極のねじ込みプラグを使用したマイクも、DR-DPM60と同様に接続できるようになっています。

DR-DPM61に付属品以外で接続できるマイクの一覧

●EMS-500(防水スピーカーマイク=カールコード0.5m/1軸4極ねじ込みプラグ)
DR-DPM61には防水機能はありませんが、オプションの防水スピーカーマイクを使用すれば濡れた手でも運用が可能です。
漁船などでの活躍が見込まれるオプションマイクです。

●EMS-501(5mストレートケーブル/1軸4極ねじ込みプラグ)
EMS-501も船や工事現場、消防活動などにも対応が期待される防水マイクです。


▲EME-501の後ろには丸形の金具が取り付けられている。

●EMS-87B(IP67相当の防塵・防水Bluetoothマイク)
DR-DPM61とワイヤレス接続ができる「スピーカーマイク」です。
IP67の耐塵防湿で、3W出力大音量、Bluetoothの飛距離は10mほどあるようなので、ある程度無線機から離れても運用が可能なので、無線機の取付場所の制限も少なくなります。

●EMS-80BMA(VOX対応Bluetoothマイク)
EMS-87Bがスピーカーマイクに対して、EMS-80BMAは手に持つタイプではなく、服などにクリップで取り付けるようなタイプの「イヤホンマイク」です。
耳かけしきのイヤホン(EME67B)が付属しており、φ3.5mmのジャックが装備されています。


▲有線接続のマイクを使用しているイメージ。DR-DPM61はメタルの8P端子と、1軸4極のねじ込みマイク端子を装備しています。付属マイクはメタル8P端子に接続します。

アルインコ独自524272通りの強化秘話対応!

ハンディー機のDJ-DPS70/DJ-DPS71やDR-DPM60でも採用されている機能ですが、秘話コードが他の機種とは違いさらに増えているのがDJ-DPM61の特徴です。
通常、32767通りの秘話コードが搭載されているのが今までの機種でしたが、DJ-DPS70/DJ-DPS71やDR-DPM60/DR-DPM61では491505通りの秘話コードを搭載しています。
仕組みとしては、基本的な秘話コードの「32767通り」に変わりないものの、それぞれの秘話コードに対して「強化秘話コード(秘話タイプ)」が15通り、さらに設定できるようになっています。
秘話コードは 32767通り + 491505(強化秘話)=524272通り
秘話コードが「実質」増えているので、万が一秘話コードが、関係者以外に漏えいしてしまっても、強化秘話の設定さえしていれば、この2つの機種以外では受信することができないので、DJ-DPS70/DJ-DPS71やDR-DPM60/DR-DPM61は業務ユーザーにとって最適な機種といえます。
ちなみにですが、強化秘話を解読できる受信機は今のところ存在していません。

フリラ好みの機能も健在

■Sメーター表記切り替え
表示はアンテナ表示とSメーター表示の2通りを切り替えて使うことができますが、フリラの方の使用であればSメーター表記一択だと思います。

■周波数表示機能
チャンネル表示と周波数表示の切り替えができます。
意見の分かれるところではありますが、周波数とチャンネルが瞬時にわかるようであれば、アマチュア無線機のように周波数表示もいいと思いますが、通常のQSOではチャンネルでサブチャンネルの指定を行うことが多いと考えられるので、チャンネル表示の方が便利かもしれませんね。


▲リアパネル中央の下側からACC端子に接続するコードが出ているのもDR-DPM61の特長です。車の操作に連動してDR-DPM61のスイッチが入るように設定が可能です。もちろん電源電圧も12V/24Vに対応しているので、乗用車から大型車まで対応しています。


▲オプションのEDS-34を使用すると、本体と操作パネルが最大100m離れても運用が可能なので、設置場所の自由度が高い。本体と操作パネルはLANケーブルで接続(写真はイメージ)

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