デジ簡の電池・八重洲のFNBV87LIを考える

今回の話題はデジタル簡易無線の電池の話です。
話題の中心はヤエスのデジ簡で採用されている充電式バッテリーのFNB-V87LIです。
無線機メーカーでは筐体のデザインを共通化させることにより、製造コストを安くしたり、オプションを共通化することによって在庫リスクや開発コストを削減するといった企業努力が図られています。
そうしたメーカーの努力もあり、ユーザーも安価に製品を購入できるというメリットを享受できるわけですが、今回は他のメーカーとは違った方向からアプローチで製品開発が行われたであろうヤエスにスポットライトをあてました。

こんなに使える無線機がある

まず、ヤエスのデジタル簡易無線のラインナップの紹介です。

●VXD-10系筐体
VXD-10    3R
VX-D591  3B
VX-D291U  3R
VX-D291S  3S

●VXD20系筐体
VXD20   3R
VXD450U 3B
VXD450R 3R
VXD450S 3S
VXD450V 3A

筐体(きょうたい)の形状は大きく2系統に分けることができました。

現在はVXD-1やVXD-9も発売されていますが、FNB-V87LIを使用できないので、今回の話題からは除外します。

これらの全く違う2種類ある筐体で同一の電池(FNB-V87LI)が9機種で使用できることが特徴です。

使用できる無線機の機種が多いということは、今後もFNB-V87LIが製造される期間が長いことが容易に想像できます。
高価な無線機の消耗品であるバッテリーが、長い期間新品で入手できるという可能性がありますので、無線機選びのポイントになると思います。

●VXD-10のwebページ
http://www.standard-radio.jp/vxd10/index.html

●VXD20のwebページ
http://www.yaesu.com/jp/dt_index/vxd20/detail.html

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ボディーが先か? バッテリーが先か?

ここで他のメーカーとの違いを考えてみましょう。
他のメーカーも同一ボディーを色々なタイプの無線機に導入して製造コストを下げています。
もちろんバッテリーやオプションも共通化できるので、ユーザーとしてもメリットがあるわけですが、ヤエスはあえてボディーを共通化する方法よりも、バッテリーを共通化する道を選んだようです。
バッテリーを共通化することによって、自社では生産することができない電池のコスト削減を目指したようです。
ラインナップを見る限り、同じ電池を使用するということが先行して、筐体の共通化という方向に向いているように思えます。
今回紹介したFNB-V87LIには社外品の電池も発売されています。
純正品と比べると価格もかなり安いですね。

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FNB87li_640

左がロワジャパンから発売されているFNB-V87LI互換タイプの電池。
右が八重洲純正のFNB-V87LIです。

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