アイコムの衛星無線機IC-SAT100がいよいよサービスイン


2018年の「危機管理産業展2018」でアイコムが展示していた衛星無線機がいよいよサービスインしたようです。
今回はカタログを見ながら衛星トランシーバーの実力を探ってみたいと思います。

カタログの表紙から

カタログはA4サイズで4ページ構成です。
表紙から見てみましょう。

表紙にはIC-SAT100の本体がこれでもかという具合に掲載されています。
アンテナが特徴的です。
また右上の型番の上に「SATELLITE PTT」という表記があり、世界的には衛星トランシーバーというよりも「SATELLITE PTT」という言葉で通じるようです。
またIC-SAT100は人工衛星を介してはいるものの無線機であることから「同報通信できる」という表現がみてとれます。
さらにはiridium衛星を使っていることをアピールするために人工衛星の写真もIC-SAT100のカタログの表紙には掲載されています。

2ページ目は仕組みや料金など

2ページ目と3ページ目は見開きになっています。
2ページ目は見開きの左ページです。

右上の仕組みを解説している所を見ると「SATELLITE PTT」という言葉が出てきます。
衛星無線機や衛星トランシーバーという言葉は使用しないでSATELLITE PTTという言葉に統一しているようです。
また表紙にも書いてありましたが、「同報通信」が可能なこともアピールしています。
更にQ&Aの所を見るとQ1の所に料金体系のことが解説されています。
利用料金は下記の通信範囲と契約台数で決まるようで、従量制ではなくて固定料金制ということです。
料金体系は6つのプランから選択できるようです。
・Small        100,000k㎡(半径178km)
・Medium        300,000k㎡(半径309km)
・Large          750,000k㎡(半径480km)
・Extra Large       1,500,000k㎡(半径691km)
・Jumbo         2,250,000k㎡(半径846km)

3ページ目はIC-SAT100の特徴が紹介されています

3ページ目、見開きの右ページにはIC-SAT100の特徴が紹介されています。
通信衛星を使用しているため、通信できるサービスエリアは地球規模で広域なことや、音声の遅延が少ないリアルタイムな交信が可能なことや、強力な暗号化によって通信が保護されていること、堅牢なボディーを採用していることなどです。
音声遅延が少ないのは、一般的な通信衛星は地球からの高度が約36000kmであるのに対し、IC-SAT100が使用するイリジウム衛星は高度が約780kmと一般的な通信衛星よりも低い場所にあるためです。

カタログでも注目したいのが以下の項目です。

IC-SAT100はIC-SAT100同士の交信はもちろんのこと、通信拡張ユニットのVE-PG4を使用することによって、様々なIPトランシーバーやIP電話はもちろん特小やデジ簡とも接続できるようになっていました。
また通信範囲の概念についても解説されています。

4ページ目は各種オプションと問い合わせ先など

最後の4ページ目はIC-SAT100のオプションの案内と問い合わせ先です。

IC-SAT100のキーワードはBCP対策

最近危機管理意識の高い企業の間で使用されている言葉が「BCP対策」というキーワードです。
BCP対策とは、企業が地震、津波、大雨大雪など自然災害や事故、停電、予測不可能な緊急事態に見舞われた際に取るための施策で、重要業務の被害を最小限に抑え、企業運営を滞らせないための行動指針です。
トラブルによる業務の停滞は、顧客流出や企業の信頼を損なう恐れもあり、BCP対策によるリスクヘッジは企業にとって必要不可欠な取り組みとなっています。
その対策にIC-SAT100は大変有効な手段になります。
日本国内はもちろんのこと、国外とも交信が可能なため電話網が整備されていない地区やインフラが壊滅的な打撃を受けた場合でも速やかにコミュニケーションをとることが可能です。


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