アルインコからDJ-R200Dが発表!

アルインコ発、伝統の「超多機能機」が装いも新たに新登場!

そのモデル名はDJ-R200D。
正確に表現するにはDJ-R200DL(ロングアンテナ)とDJ-R200DS(ショートアンテナ)の2モデル展開となります。(以下200D)
今回発表された200Dは今までに発売されたDJ-R20DおよびDJーR100Dの後継機種として開発が進みました。
ハンディートランシーバーとしての機能はもちろんのこと、アルインコでの扱いはレピーターの中継器としての側面も併せ持つ機種としてユーザーにアピールしています。
今までの機種の機能はそのままに新たな機能を盛り込んだ結果が、ショックセンサーと温度センサーの2つのセンサーの搭載という結果に至っています。
また、レピーター専用機への制御コマンド送信が可能になったり、DJ-P221やDJーP222などに採用されたテールノイズキャンセラーの搭載など、さらにDJ-R100Dよりも進化を遂げたモデルとなっています。


▲写真はロングアンテナモデル(DJ-R200DL)

バイブ機能がさらに強力になった!

DJ-R100Dで初の搭載となった、受信時に振動するバイブ機能ですが、その後の機種ではDJ-P222でも採用され、業務ユーザーには必要な機能として認識されている機能ですが、DJ-R100Dのバイブでは、作業着やユニフォームなどを着用するとバイブが弱く感じるという意見がユーザーから寄せられていたようで、今回の200Dでは更に強力なバイブになっているという情報もあります。
フリラユーザーには無縁とも思われる機能ですが、業務ユーザーの中には必須となるユーザーもいるため、業務として開発されている特小機ならではの機能もしっかりとアップグレードされ手抜きなしといった機種です。

スピーカーマイクがネジ込み方式に変わった!

200DではDJ-R100Dとは違って、スピーカーマイクがネジ込み方式に変更されています。
これは雨やホコリから本体を守るために変更されたようですが、今までDJ-R100Dを使用された方は別途購入する必要があります。
チョットした追加の出費になりますが、フリラの運用には需要の高いオプションなのでできれば本体と一緒に揃えておきたいところです。


▲オプションのEMS-62。4極ピンのネジ込み方式。コネクター部がIP67相当の防塵・防浸業務仕様となっています。


▲オプションのEMS-71。コネクター部のみならずスピーカーマイク本体部分もIP67相当の防塵・防浸業務仕様となっています。ハードに使用する業務ユーザー向けのオプションです。

フリラユーザーをも意識した機種だった!

特小機というものは各メーカーから、さまざまな機種が発売されていますが、すべての機種が業務として開発されています。
逆に言えば、フリラユーザーを意識したつくりにはなっていないということですが、今回発売される200Dに至っては、フリラユーザーの使用も意識したつくりになっています。
顕著な一例としては50項目を超えるセットモードの存在です。

■通常セットモード(オン/オフ)
コンパンダー・秘話・同時通話受信・着信ベル・PTTホールド・VOX・エンドピー・自声モニター・中継時アラーム音・中継モード時バッテリーセーブ・電池電圧表示・送信禁止・液晶非表示・イヤホン断線検知

■カスタマイズ
ダイヤルの初期割り当て(VOL/CH)・着信バイブレーター鳴動時間(オフ+4段階)・バッテリーセーブ(オフ+エコモード含む3段階)・自動オフ(オフ」+4段階)・バックライト(オフ、常灯、5秒)・送信出力(自動、高、低)・ビープ音量(0~5)・操作音(0、ビープのみ、音声ガイダンスのみ、両方)・液晶表示内容(周波数表示、Sメーター、カウントダウン、モード番号)・スケルチレベル(0~5)・キーロック操作時間(1~3秒)・メモリー表示(CH番号、モード番号、両方)呼び出し音(3種)・中継時ハングアップ時間・(0含む4段階)・中継器接続手順解除(オフ+2段階)イヤホン端子音声出力(大、小)

■拡張セットモード(オン/オフ)
通話圏内確認。テールノイズキャンセル・レストア(メモリー状態復元機能)減電池スリープ

■拡張セットモード(カスタマイズ)
マイクゲイン(1~7)・デュアルオペレーション再開時間(1~5秒)・イヤホンマイク使用時のPTTスイッチ選択・緊急警報鳴動時間(15~60秒)・秘話機能パラメーター・秘話エンファシス・減電池アラームの鳴動間隔(オフ+5~60秒)・個別呼び出しの設定3種・VOXディレイ時間(0、1~3秒)・CH表示(アルインコ方式、他社連番方式)・トーンスケルチ読み取り精度・AGC設定・温度センサー温度(30~60℃)・フックキー割り当て(受信音録音、ミュート)・緊急警報音(音、音声、自局ID+音声)・他社中継器対応設定(他社の中継信号にあわせる)・ショックセンサー感度(9段階)・反応時間(5~60秒)

上記のセットモードを12chあるメモリーに設定可能です。
これら数多くの設定を使いこなせるのは業務ユーザーの一部と、フリラーユーザーだけとなるでしょう。
メーカーにとって、趣味の交信を楽しむ「フリラユーザー」の存在は無視できないところまでになっていることがわかります。


▲2016年度のハムフェアでのアルインコブース、多くのアマチュア無線家とフリラで賑わっています。またブースには「ライセンスフリーもアルインコ」ということで、ハムフェアでありながらも、アマチュア無線家のみならず、フリラユーザーにもアルインコの存在感をアピールしていました。メーカーもフリラユーザーを無視できないほどのマーケットになっていることが読み取れます。

2つのセンサーでオペレーターの見守り機能も充実!

200Dは「ショックセンサー」と「温度センサー」の2つのセンサーを新たに搭載しています。

■ショックセンサー
「マンダウン機能」を動作させるためのセンサーです。
オペレーターが一定の時間倒れたままだとアラームを発報する機能のために搭載されました。

■温度センサー
あらかじめ設定された温度になると音声(日本語)で注意喚起するためのセンサーです。
熱中症の予防や、急激な温度変化を検知するための機能として有効です。
業務ユーザーはもちろんのこと、フリラの方は、夏季の日中の運用などの時にも設定しておくと体調不良の防止に有効とも思われます。
ただし、これらのセンサー機能は一般向けとして搭載されているので、精度の保証はメーカーとしてできないとしているようです。

タイムアウトペナルティ「短縮モード」に注目です!

特小機の場合、シンプレックスで10mw出力時の連続送信時間の上限は3分までです。
3分を経過すると、自動的に送信が解除され、ペナルティーとして3秒、同一チャンネルでの送信ができない時間ができてしまいます。
この3秒間を0.5秒に短縮してスムーズに交信ができるように「工夫」したのが「短縮」モードです。
動作としては、3分が経過する直前に、他のチャンネルに一瞬移行することによって、連続交信が継続していないことにします。
ただし、一瞬とはいえ、他のチャンネルに移行するため「キャリアセンス」等の動作を行うために0.5秒の空白に時間ができてしまうということですが、ペナルティーの3秒に比べれば、格段にスムーズな「連続送信」が可能となっています。
特小の規格の仕組みの裏をつくような斬新で画期的な動作モードといえます。

受信部も大進化しているぞ!

200Dは受信回路の構成もDJ-R100Dと比較すると大進化を遂げていました。
DJ-R100Dの受信部の回路構成は「ダブルスパーヘテロダイン方式」(アナログミキサー方式)を採用していましたが、200Dでは最近話題の「ダイレクトコンバージョン方式」を採用しています。
今年(2016年)はアマチュア無線機でもダイレクトコンバージョン方式を採用した無線機が発売されるなど、以前から技術的にはあったものが見直された年でもあります。
ダイレクトコンバージョン方式を採用するメリットしては、回路構成が単純化されることが挙げられます。
受信した信号をいきなりデジタル変換して信号処理をする方式なので、アナログ方式のミキサー回路を必要としません。
その分スプリアスの少ない回路構成が可能となります。
もちろん新技適対策とも思われますが、製造コストの削減にも寄与していることは間違いなく、高性能機でありながらも販売価格が安く抑えられていると考えて間違いなさそうです。

新デザインの筐体にも注目です!

最近のアルインコから発売される特小機の特徴として筐体デザインが挙げられます。
それというのは、新型特小機で採用された筐体デザインが、アマチュア無線機や、受信機に採用されるという傾向があります。
今回の200Dについても、今後はアマチュア無線機や受信機に採用される可能性があるということです。
メーカーとして、特小機から新型筐体のデザインを採用することは、いかに特小機が特別な扱いなのかが伺えます。

リファレンス機としての位置づけの無線機だ!

メーカーの希望する販売価格は¥39,800という設定ですので、アルインコの特小機のラインナップでは、アナログ専用機としてはフラッグシップ機という位置づけです。
全部入りと表現する方もいらっしゃるようですが、アナログ専用機となりますので、デジタル方式をカバーしていないことから機能的にも、特小アナログ機としては、フルスペックと呼んでも過言ではない性能が与えられています。
無線交信を趣味とするフリラにとっては、もはや、特小機の性能とはこのようにあるべきというリファレンス機と表現できる存在に仕上がってると思えます。
ベテランの特小ファンにはもちろんのこと、既存のリグからのアップグレードや、特小初心者の方へも是非お勧めしたい一台です。
初めての特小機選びは慎重になるかと思いますが、DJ-R200DLを最初の一台に選ぶことは賢者の選択といえます。

Monacoinを投げる
モナゲ(tipmona)ってなに?
そもそもMonacoinってなに?
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク