米国市場でケンウッドの無線機の需要が拡大と東洋経済オンラインが報じる

米国の警察や消防、パブリックセキュリティーの市場などで、ケンウッドのデジタル無線機の需要が拡大していると、東洋経済オンラインが報道していました。
米国内では、現在でも国内の無線機メーカーの製品が使用されているようで、約70%が米国内メーカーの無線機で需要が拡大しているとは言え、ケンウッドの無線機のシェアは約3%ほどと報じています。
3%とはいえ大きな市場だけに今後も更にシェアを伸ばす可能性もあり、ケンウッドの高性能な無線機の導入が米国内で進むと思われます。

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背景にあるのは通信のデジタル化

ケンウッドの無線機が採用されている背景には、日本国内でも話題ですが、米国でも通信の「デジタル化」の影響が非常に大きいようです。
日本国内でも業務無線のデジタル化が進んでいますが、これは海外でも同じこと。
今回話題になっているのが「VP8000」という型番のVIKINGシリーズの業務用無線機です。
VP8000はVHF帯とUHF帯、そして800/900MHz帯という3バンド機で、P25とDMRの2種類のデジタル方式に対応した無線機です。


▲クリックすると大きな画像が表示されます。

VP8000は無線機の上部方向に開いたようなデザインを採用しているのは、手袋をして作業をしていると疲労などで握力が低下したときに、無線機が滑り落ちるのを防止する機能とのことです。
またボディーカラーも、オーソドックスなブラックと火事などの現場で目に付きやすいビビットなグリーンの2色展開です。

東洋経済オンラインのインタビューに対して、ケンウッドの取締役執行役員でセーフティ&セキュリティ分野責任者、SCM改革担当のの鈴木昭氏が応えています。(SCM:Supply Chain Management)
鈴木昭氏はJAIAの会長などを歴任されていることから、アマチュア無線に対しても深いレベルで理解されている方であることが想像できます。

詳しくは「東洋経済オンライン」でお読みください。

「カリフォルニア州サンタバーバラ郡では3100万ドル(約41億円)、バージニア州フレデリック郡では2300万ドル(約30億円)、ペンシルベニア州デラウェア郡では3400万ドル(約45億円)という規模で、当社の無線機の…

電波新聞デジタル版でVP8000の日本国内工場から初回ロット(1500台)の出荷を報じる記事がありました。

 JVCケンウッドはこのほど、好調な北米向け業務用無線事業のけん引役となる新製品、「VP8000」の初回ロット約1500台を出荷した。VP8000は三つの周波数帯域と、二つのデジタル無線規格を1台で対応できるマルチバンド対応P25デジタル無線機で、北米の公共市場で採用機運が高まっている。新製品の本格出荷で事業の成長を加...
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